仕事締め

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はじめに:健康そして寿命

5年82%の生存率。Sober Curious(ソーバーキュリアス)
※がんと診断されてから5年の生存率です。日本対がん協会リーフレットより

健康寿命(年齢)と寿命

自発的で独立した人として自分の人生を歩む。

人生には時間があり、どんな人でも必ず死にます。
死を前提に生きているということです。
歳を重ねると私たちの体は、衰えていきます。
人生の区切りを、まずは「健康寿命」に置くことです。

健康寿命とは
健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」のことです。
2000年に世界保健機関(WHO)が提唱した寿命のひとつの指標です。
平たく言えば、「元気なうち」ということでしょうか。

2019年の数値について厚生労働省が発表しています。

厚生労働省第16回健康日本21(第二次)推進専門委員会資料:令和3年12月
    ・男性 健康寿命         72.68歳 
        平均寿命+8.73歳で、 81.41歳
    ・女性 健康寿命         75.38歳 
        平均寿命+12.06歳で、87.45歳

※なお県別の数値があり、岩手県は全国平均より低くなります。
     ・男性 健康寿命 71.39歳
     ・女性 健康寿命 74.69歳

私の場合だと、全国の男性の健康寿命を超えてしまったことになります。この3年で入院・手術を経験したこともあり体調優先の生き方に変えてきております。平均的日本人ということでしょうか。

健康寿命-現在の年齢=残された活躍できる時間(砂時計の上に残ってる部分)

燃え尽きるまで働くと言っても、物理的な体は劣化してしまいます。
時は待ってくれません、日々今を過去にし、過ぎ去って積み上げてしまいます。
一日の3分の1の8時間は眠る時間です。
この睡眠の時間が、健康寿命の源となると考えます。

寝具や寝る服装にこだわることだと思います。
購入できる範囲で、最高の品質の睡眠を得る工夫をすることをお勧めします。
ベットの良しあしで、睡眠の質が変わってしまいます。

1、健康状態を知ることが大切

私の場合、長かった航海も終わりを迎え、自分の体がどうなっているのか詳しく知りたいと思ったのがきっかけです。退職してフリーランスになり3年間健康診断を受けていなかったのです。

2022年夏に盛岡市の予防医学協会で人間ドック受診。
便潜血とMRIにて右腎臓の腫瘍の疑いありとのこと再検査の通知あり。
岩手医科大学付属病院(以下、岩手医大病院)盛岡の内丸クリニックに通知をもって受診。
CTスキャン等精密検査結果、摘出手術をすることになる。
書類には「右腎癌」と書いてある。
まずは摘出手術することだというのでもう医師に従うしかなくなる。
なお、自覚症状は全くなかった。

入院と手術に際し、母親は要介護3でショートステイの手配。
東京に住む妹達に連絡、一番下の妹が手術立ち会に来てくれることになり感謝。
前日久しぶりに顔を合わせるとお互い年取ったなあと思う。
2022年12月矢幅町の岩手医大病院泌尿器科入院し右腎臓の摘出手術。
一週間で退院。 

2023年まず便潜血に対処し大腸ポリープ切除。
右腎癌の経過観察定期診断、経過順調と感じていたがCTスキャンで左肺に異物が。
何ともしがたいことが起きていると思いつつこれも人生かと受け入れざるを得ず。
2024年1月に岩手医大病院呼吸器科に入院し摘出手術。
約一週間で退院。

私も、5年82%の生存率と思って毎日を生活していこうと思う。
今となては、いずれも自覚症状無きところ異変対処できて良かったと思っています。
健康状態を知ること、「人間ドック」の受診をお勧めします。
たしか74歳までなら市区町村の受診費用の補助があるはずです。

2、生活の改善

「Sober Curious(ソーバーキュリアス)」と呼び、「あえてお酒を飲まない」という新潮流が生まれているとの2020年月の「ESQAIRE(エスカイア)の記事、大腸の術後ケアでアルコール抜きの生活を送っている私にとっても気になりだした生活コンセプトです。

一方では、「一回きりの人生、酒を飲みたいなら飲めばよい。」好きなようにと語り掛けるもう一人の自分もいます。年齢や体力を考えるとこれで手術はやめにしてこれから後は成り行きで人生をカウントしよう、節制もあるが一日一日を悔いの無いように過ごすことが大切と思います。

●食事
五穀米のご飯、野菜具だくさんの味噌汁、魚か肉(たんぱく源)、野菜かお浸し、たたき納豆、炒り卵、煮物(厚揚げ、人参、ゴボウ、他野菜、トーフと豚コマ等々)牛乳、ヨーグルト、豆乳
柿、みかん、林檎など。
・味噌と醤油は、昔からの製法で作ったもの。旨さが違います。
・栄養バランスを考慮し一食分は生協宅配(税込み739円/食)。
・オイシックスで働くご主人の奥さんの話を聞き興味があるのですが、個食がない。
●嗜好品
レギュラーコーヒー。
飲んでもワインはグラス一杯:チリ産2リットル容器、缶ビール一缶:前田仁さんの一番搾り、物足りなかったらノンアルビールこれはスーパードライ。
もちろんたばこは一切吸っていません。
●その他
ウオーキングは毎日。
トレーニングルームは空いている平日、週一回1時間半くらいから。

●体型
わずかな服やズボンですが、サイズが合わなくなりました。
目標は、体重74㎏を60㎏台へ。ウエスト85㎝を70㎝台へ。
お気に入りの、オーダーメードの無地のグレーフランネルスーツが使えなくなりました。
大切な人、大切な仕事の時、着ていましたがサイズが合わなくなりました。
残念でしょうがない。
(以上、2024年11月時点)

3、仕事締め

Ⅰ、キャリアカウンセリングとは(定義)

 平成23年(2011年)から始めた仕事が、「キャリアコンサルタント」。もちろん国家資格有り。
これが人生最後の仕事になります。
 そこで、キャリアコンサルタントやキャリアカウンセリングの仕事を目指す方へのエールを送りたいと思い、「学び、身につけてきたこと」ことをまとめ仕事締めにしたいと思い整理します。
まとめは、随時進めていきますので途中状況でもご参考に指定いただければ幸いです。
体調の問題など発生の際は、告知とともにブログ及びアカウントを閉鎖させていただきます。
 なお※出典は可能な限り表記しますが。今まで身につけてきた積重ね情報のため出典不明や自分の発想か不明な点があるコトお許しください。

1,原点として、最も大切にしている定義。

「カウンセリングは、心理学的な専門援助過程(プロセス)である。その過程(プロセス)の中で、カウンセリングの専門家であるカウンセラーと、何らかの問題を解決すべく援助を求めているクライアントがダイナミックに相互作用し、カウンセラーの様々な援助行動を通して、自分の行動に責任を持つクライアントが自己理解を深め、「よい(積極的・建設的)」意思決定という形で行動がとれるよう援助する。この援助過程(プロセス)を通して、クライアントが自分の成り得る人間へと向かって成長し、成りうる人になること、つまり、社会の中でその人なりに最高に機能できる、自発的で独立した人として自分の人生を歩むようになることを究極的目標とする。」
※ハー(Edwin L.Herr)とクレイマー(Stanley H.Cramer)の定義。

箇条書きで表現すると覚えやすくなります。
5つのポイントと一つの目標です。
1,心理的な専門援助過程であり、大部分が言語を通じて行われる過程である。
2,その過程の中で、カウンセリングの専門家であるCCとCLがダイナミックに作用し、
3,自分自身の行動に責任を持つCLが自己理解を深め
4,「よい(積極的・建設的)」意思決定という形で行動がとれるよう援助する
5,社会の中でその人なり兄最高に機能できる自発的で独立した人として、
   自分の人生を歩むようになることを究極的目標とする。

2,「個の尊重」カウンセリングの肝。

「全ての人は真正に生きようとしている。世界の一員として、この世の一員として生きようとしている。一言で言えば、人は仕事に対して、お金だけではなく、意味を求めているということ。」です。
一貫して重視されてきたことは「個人の尊重」という考え方です。
人間は「一人ひとりみな違う存在」「自分が自分を認識できる存在」「自分は自分で決定し、これに対して責任をとれる存在」ということです。

3,使用人として働く人にとって

企業経営において、「個の尊重」と「組織の目標」の統合は大切な課題です。
資本家以外に使用人として働くわたしたちもこのことを意識せねばなりません。
部下を持つ管理職、また共に働く職場の一人ひとりにおいても「個の尊重」を実践するためにも
「カウンセリング」の知識やスキルを習得することは仕事上有益なります。

Ⅱ、キャリア以前:ライフライン/生まれてから死ぬまでの時間

健康年齢と寿命については前段でご案内しました。
もう一つ人生の目安の年齢をご案内します。

1,調理寿命

1-1 定年は何歳? 調理寿命は?

仕事に定年があるように、調理に定年があってもいい。
手作り主義を手放して、市販のお総菜や冷凍食品、レトルト食品、テイクアウト、外食などを活用して食事をとる」という考え方で、評論家の樋口恵子さんが数年前に提唱しています。
 博報堂生活研修所がそれを参考にして「調理寿命」という指標を考えた。

2つの調理寿命がある。
1つは料理をするのが気持ち的に面倒になり、作らなくなる【ココロの調理寿命】
もう1つは料理をするのが体力的につらくなり、作らなくなる【カラダの調理寿命】です。
 そして、それぞれの寿命の説明とともに提示し、「それぞれの項目について、当てはまると思う年齢は何歳ですか」と問い、自由回答で数値を記載してもらいました。
すると、調査結果の平均値は、
【ココロの調理寿命】が56歳5カ月で、【カラダの調理寿命】が63歳1カ月でした。
 前述の通り、調査上の質問文では「調理“定年”」ではなく、あえて「調理“寿命”」としましたが、図らずも仕事の定年と同時期となりました。
また、この2つの調理寿命の間には、6年8カ月もの差があり、最初にココロが離れ、次にカラダが追いつかなくなることも分かりました。

夏山 明美博報堂生活総合研究所 上級研究員
以上、日経クロストレンド10月16日より。

「調理寿命」についてはもう少し調査が必要と思います。
私自身、75歳でも調理しているわけですから。

1-2、人生4,000週間

 時は待ってくれません、今を過去にして積み上げて過ぎ去ってしまいます。
 フロイトやアドラーとは別れたヴィクトール・フランクルは、人生を砂時計に例えています。
「砂時計の上の部分には、まだこれからの未来があります。それは、これから起こることです。そこには砂時計の狭い部分をすり抜けて下へ流れる須永はいています。砂時計の下の部分には、すでに起きた過去があります。それは様い部分をすでにつかしてしまった砂です。そしてこの狭い部分は現在を表しています。現在という狭いくびれを潜り抜けて下に落ちた砂は凝固剤のようなものが入っているかのように固定されます。」
 「限りある時間の使い方」の著者オリバー・バークマンは、「80歳くらいまで生きるとして、あなたの人生は、たった4,000週間だ。まあ運が良ければ90歳まで生きて、4,700週間だ。」

1-3、8時間の睡眠

健康寿命にかかわる基本時間、睡眠です。
一日24時間、その3分の1の8時間。
睡眠の8時間を大切にするには、寝具にこだわることだと思います。
購入できる範囲で、最高の品質の睡眠を得る工夫をすることをお勧めします。
ベット一つで、睡眠の質が変わってしまいます。

長い航海を終えようとした時、それまで使っていた物や道具は全て捨ててきました。
改めて、かけ布団、ベット、マットレス、枕、寝間着、綿のシーツなどこだわって自分に合ったものを探してください。寝具と離れますが、椅子も大切です、疲労が全然違います。

2,生きる単位:一生涯。

2-1、死ぬ瞬間の5つの後悔(ブロニー・ウエア著)

右腎臓に癌が見つかり、手術となった時に思い出して、本当に自分のこととして考えたことがありました。

ブロニー ウェア (著), Bronnie Ware (原名), 仁木 めぐみ (翻訳)

「死ぬ瞬間の5つの後悔」

1,もっと自分のために生きればよかった。
   I wish I’d had the courage to live a life true to myself, not the life others expected of me.
  (人の期待に添うのではなく、もっと自分に正直に、自分が望むようにいきるべきだった。)
2,そんなに一生懸命働かなくてよかった。
   I wish I didn’t work so hard.
3,もっと自分の感情を表に出すべきだった。
   I wish I’d had the courage to express my feelings.
4,もっと友達と連絡を取り合っていればよかった。
   I wish I had stayed in touch with many friends.
5,もっと自分を幸せにしてあげるべきだった。
   I wish I had let myself happier.

2-2、死ぬ瞬間 ON DEATH AND DYING エリザベート・キュープラ―・ロス著

「死の受容プロセス」:死を受容するまでの心理の変化

  1、否認、

    →2、怒り、

     →3,取引、

        →4,抑うつ の4つの段階を経て 

                  →5、受容 に至る。

 アメリカ人精神科医師キュープラー・ロスが1960年代に200人以上の末期がん患者と対話して発見した。死が迫っていると知ると、最初は誰もが受け入れられず、怒り、何とか死を回避しようとしたりする。それでもどうにもならないと知ると、絶望してうつうつとなる。しかし最後は「人が死ぬことは自然なことだと受け入れられれるようになり、多くの人が死を宇田屋かに向えるという結果です。この需要の檀騎亜が最後に訪れるそうです。
詳しい意味内容については当Blogの、読書のページを見て、実際に手に取ってください。
 購入せずとも大概の図書館には置いてあると思います。

ヴィクトール・フランクルは、「死によって人間は完成する。」と表現していますが、そこまでのことは私自身つかめません。

2-3、「生まれる」から「死ぬ」までの時間軸

「生まれる」も「死ぬ」も、自分で選ぶことはできない。※自死は除いて。
さらに言うと、生まれる家も、親、土地、環境も選べません。
死も、何時訪れるかはわかりません。

選べるのは、生まれてから死ぬまでの、その間の時間軸でどう生きるかということです。

どう生きるか考えるとそれは、時代により、人により育ちにより背景にある価値観が異なります。
生れてから今までの、ライフラインを振り返ることも価値があります。
それは自分を知ることができるからです。

Ⅲ、キャリアコンサルティングの意義

1,社会・経済動向とキャリア形成支援の必要性

1)白書・報告書

労働経済白書→https://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/kousei/23/dl/zentai.pdf
労働経済白書(概要版)→https://www.mhlw.go.jp/content/001294552.pdf

2)雇用・労働情勢

2、キャリアコンサルティングの果たす役割

1)厚生労働省、政府

2)コンサルタントの状況、活動領域、求められる能力等

3)個人と組織との関係

必要な知識

Ⅳ、キャリアに関する理論

1,パーソナリティ・特性因子論アプローチ:

1)パーソンズ  職業の選択、マッチング

2)ホール  プロティアン・キャリア、アイデンティティとアダプタビリティ

3)ホランド  個人と環境適合理論、六角形モデル(類家論―口語作用理論)、6つの性格タイプ(RIASEC)、計測性と一貫性、スリーレターコード

4)ロー 生物学的個人特性と心理学的個人差と社会的個人差、親の養育態度

5)ウイリアムソン 特性因子論の理論化・定式化、人と職業のマッチング、カウンセリング、テストの実施と解釈、職業情報利用の3本柱。

6)ダウス と ロフキスト 職場適応理論、人―環境適合理論

7)プレディガー  ワークタスク・ディメンジョン

2、発達論・トランジションに関するアプローチ

2)スーパー

ライフキャリアレインボー、

ライフステージ、

ライフロール、

自己概念、

マキシサイクルとミニサイクル、

14の命題、

アーチモデル、

差異心理学

3)シャイン 組織内キャリア、外的・内的キャリア、

自己イメージ

1,自分は何が得意か。(能力・才能について)
2,自分はいったい何をやりたいのか。(動機・欲求)
3,どのようなことをやっている自分なら意味を感じ、社会に役立っていると実感できるのか。(意味・価値)

※自分について

4)シュロスバーグ

4Sトランジションモデル

1,Situation(状況)  きっかけ、時期、期間、以前の経験、他のストレス、受け止め方
2,Self(自己)     仕事の重要性、他の興味とのバランス、変化への対応、信念、人生の意義
3,Support(支援)   肯定的感情、激励、情報、紹介機関、キーマン、実質的援助
4,Strategies(戦略)  状況を変える対応、問題の意味を考える対応、
             問題が起こった後のストレス解消対応

5)サビカス

6)エリクソン

7)レビンソン

8)ハンセン

9)ブリッジス

10)ギンズバーグ

11)ニコルソン

12)ジェプセン

13)コクラン

14)ブロット

15)VUCAとナラティブアプローチ・キャリア構築理論のキーワード

16)ハヴィガースト

17)レヴィン

18)マーシャ

19)ホリングワース

20)ブロンフェンベルナー

21)ローデス

3、社会的学習理論アプローチ

1)クランボルツ

2)バンデューラ

4、意思決定論アップローチ

1)ジェラット

2)ヒルトン

3)ピーターソン・サンプソン・レンツ・リアドン

4)ティードマン

5)ディングレッジ

5,精神分析的カウンセリング

1)フロイト

2)ユング

3)ブリル

4)ボーデン

6,動機付け理論

1)ハーズバーグ

2)マズロー

3)「ワークエンゲージメント」理論

4)ピアジュ

多文化・社会正義論

1)ナンシー・アーサー

2)社会正義

3)ワッツ 「キャリアガイダンスの4つのエネルギー」

4)ブルースティンンの社会正義論

5)社会正義フレームワーク

Ⅴ、カウンセリングに関する理論

アプローチ

1.感情

2,認知

3,行動

4,発達

5,包括・折衷

1、来談者中心アプローチ(ロジャース)

2、精神分析的カウンセリング

3、論理療法

4、(認知)行動療法

5、ゲシュタルト療法

6、交流分析(TA)

7、ヘルピング、現実療法

8、夫婦関係力動の展開(バーマンとライフ)

9、ロゴセラピー(実存分析療法:フランクル心理学)

10、アドラー心理学

11、フォーカシング

12、ブリーフセラピー

13、解決志向カウンセリング

14、フォーカシング

15、日本の理論

コーヒーカップモデル

アサーション

森田療法

内観療法

臨床動作法

生活分析的カウンセリング

16、カウンセリングにおける関係性

転移と逆転移

抵抗

退行状態

対決

17,グループを利用したキャリアコンサルティング

グループ・アプローチの意義

グループワークの技法

グループキャリアコンサルティング(カウンセリング)

グループワーク・ファシリテーションの意味と重要性

グループワークリーダー

ファシリテーターの技法

18、グループ・アプローチの代表形態

ベーシック・エンカウンター・グループ(非構成法)

構成的グループ・エンカウンター

ソーシャルスキルトレーニング(SST)

サイコドラマ(心理劇)

トレーニング・グループ(Tグループ)

グループ・サイコセラピー(精神分析的集団精神療法)

セルフヘルプ・グループ

Ⅵ、職業能力開発

1,第11次職業能力開発計画(2021~2025年度)

2,職場における学び・学び直し促進ガイドライン、ガイドライン別冊

3,労政審議会労働政策基本部会報告書

4,能力開発基本調査結果

5,職業能力開発の方向性、制度、手法

6,職業訓練

7,能力開発への支援制度

8,職業能力評価および基準、セルフキャリアドック

9,ジョブ・カード

10、job tag(日本版O-NET)

11、能力概念

1)エンプロイアビリティ

2)コンピテンシー

3)カッツ・モデル(管理職の求められるスキル)

4)社会人基礎力

5)人生100年時代の社会人基礎力

12、ものづくりマイスター制度

Ⅶ、企業におけるキャリア形成支援

1,雇用管理の仕組み

1)日本的雇用制度

2)職能資格制度と職務資格制度

2,人事労務管理施策

3,勤務形態、賃金、労働時間

4、労働組合と労使協議制、労働審判

5,働く場所の多様化

6,ワーク・モチベーション

5,労働市場

6,労働政策・関連法令

7,学校教育

8,メンタルヘルス

9,中高年齢期

10,人生の転機

11,多様な個人

Ⅷ、必要な技能

1,基本的態度及び技能

相談者に対する需要的・共感的な態度及び誠実な態度を維持しつつ、
様々なカウンセリングの理論とスキルを用いて、
相談者との人格的な相互関係の中で、
相談者が自分に気づき、成長するよう相談を
安定的に進めることができる。

実際には
・相談者が訴えている(相談したい)問題を適切に把握できる。
・相談者の問題解決あるいは目標達成実現のための進め方が具体的にわかっている。
 (関係構築で終わるのではない)
・さらには相談者自信が気付い系内問題をつかむ能力

結果
・相談者の問題の核心は何なのか?
・相談者の認知自体がズレている部分は無いか。
・相談者の自己不一致の部分はどこか

そして、問題の核心に対して、相談者との間で
「まず何を目標にし、それを実現するために「具体的に何を」援助のために実施するかが大切。」

相談者にとって相談したい(強く訴えている)問題が何かを、判断する手がかり

  • 相談者が最初に言ったこと
  • 感情(気持ち)が付随している
  • 何回も繰り返す
  • 自分の内面や願い(意思)を伝えていることなど

2,傾聴技法:聴き方の基礎技術

1)主要目的

  • 1、クライアントを正確に理解すること
  • 2、カウンセラーが理解した内容をクライアントにわかりやすい言葉でフィードバックすること
        カウンセリングは理解とフィードバックの両方から成立する。
        これを繰り返すことにより、肯定的な人間関係が(ラポール)が生じる
  • 3、このラポールをしっかり確立すること。こうした関係は「安心できる場所」と呼ばれる。

●初対面のCL

自分の問題をわかってくれる人か
自分の気持ちを分かってくれる人か、否定せず。
自分を受け入れてくれるか(拒否されないか)
ダメな人と見られないか
→この情報がCLに増えていくこと。

●関係を意識(ラ・ポールをつくる)

1,相手が何を伝えているのか、その対象をどう感じているのかをまずは分かりたいと思うこと。
2,どう感じているかは「他人」だから非常に難しく、だからこそ「相手の目から見た世界、感じている世界を深く分かりたいと思うこと。」
3,

2)傾聴技法

傾聴技法を軽んじて、聴くというカウンセリングの鉄則を忘れたカウンセラーは、クライアントへの質問とアドバイスを繰り返すパターンに陥りやすい。

傾聴技法を身につけるために行動分析と認知行動理論の方法論の2つの理論を融合させ、
傾聴技法として4つの技術。

(1)明確化――あいまいな発言をはっきりさせる。
  あなたの伝えたいことはこう理解しましたが、これでよろしいでしょうかというストローク。

(2)感情反映――感情に焦点を当てる
  あなたのこういう感情がわかりましたというストローク

(3)言い換え――感情以外の事柄を意訳する
  あなたが伝えていることは別の言葉でいうとこういうことですねというストローク

(4)要約――複雑な発言を整理する
  上記の組み合わせ、あなたの言いたいことは1つには、2つには・・・というストローク

これらの技法を意図的に利用することにより、カウンセラーはクライアントへの理解とフィードバック、及びラポール付けを行うのである。

具体例を添えながら、この4種の技法を見る

(1)明確化:あいまいな発言をはっきりさせる方法

 明確化は、クライアントのあいまいな発言や行動を明確にするカウンセリング技術である。
そもそもクライアントの発言は、的を得ていなかったり、感情的に煽られたりすることから、必ずしも理解しやすいたは限らない。
またクライアント自身が問題の本質を分かっていないことも十分あり得る。
場合によってはクライアント自身が故意に不明瞭な発言や虚偽の陳述をすることも考えられる。
 こうした理由から、カウンセラーは絶えずクライアントの発言を正しく理解する努力をせねばならない。明確化はクライアントのあいまいな思考や感情・行動・態度をはっきりさせ、カウンセラーの理解をクライアントに確認する技法である。

明確化には次のような言い回しが使われることが多い。

  • ・「~とおっしゃっているのですか?」
  • ・「~ということですね?」
  • ・{つまり思った(感じた、行った)ことは~}
  • ・「~についてもう少し言ってもらえますか?」

に共通するのは、クライアントの発言の不明瞭な部分を繰り返して理解を深めることである。
明確化では質問が用いられるが、これはクライアントが既に述べた発言のみに関する質問であり、次の章で説明する探査技法のように新しい情報を集めるものではない。

明確化技法の具体的な例。

明確化技法――第一例:43歳、女性

CL(クライアント):「最近どうも体の調子がすぐれないんです。48歳を越したのでもう若くもないし・・・・。それに父親ががんで死んだものですから・・・・。もしも自分ががんになったらと思うと心配でたまらず、そこでいろいろ。カウンセラーに相談するようにと勧められてやって来ました。以前にもしばらくカウンセリングを受けたのですが、あまり役に立ちませんでした。今度はうまくいってほしいと思います。

CO(カウンセラー):「がんの不安が頭から離れないとおっしゃっているんのですか?」

(2)感情反映:感情に焦点を与える方法

CLの発言から「情動」に焦点を当てて、それをフィードバックする方法。
CLの感情、及びそれによって引き起こされる生理的反応に焦点を置く。

感情反映の目的

感情に注意を払う
感情を正しく認識し経験する
感情を受け入れる
様々な違った感情を識別する
複雑な感情をまとめる
+カウンセリングの流れを深め、またCLの気持ちの整理をつけるという利点がある。

感情を表現する標準的な表現

「~と感じるのですね」
「今のお気持ちは~ですね」
「~は(悲しい、悔しい、嬉しい、怖い、等)でしょう」
「~は(泣ける、頭にくる、腹が煮えくり返る、緊張する、等)でしょう」
→ 形容詞もしくは生理反応を示す表現を用いるのが原則。
情動は、感情とそれに伴う生理反応から成り立つこと。から

「思う」という言葉に注意

①思考や判断などの認知反応のケース→感情以外の場合は言い換え技法を使う
②感情や生理反応などの情動反応に使われるケース→反映技法を使う

感情反映のタイミングに注意

よくめんせつのはじめから「からとかんじているのですね」と感情反映を行うCCを見かける。
これは、CLに性急な印象を与えるのでやめたほうが良い。話を十分に聞かずにyると間違えるk都になる、クライアントの感情をはっきり理解してからこの技法を用いることコカ的である。

オウム返しは注意。

CCは、CLの気持ちの裏に潜む動機(motivation)

(3)言い換え:感情以外の事柄を意訳する方法

感情以外の事柄、起こった出来事や思考・判断に注意を向ける技法が言い換え技法。

目的

CLの発言内容の中で、核心となる事実や状況を把握して、別の言葉で述べること。
CLの価値観やものの考えまたb・問題の重要点をはっきりさせ、意思決定に役立つ。(アイヴィ)
認知行動主義の影響から最近のカウンセリングは、素行と感情を分ける傾向が強く、言い換えと感情反映にこの区別が最も顕著に表れている。

表現

  • 「何が起こったかというと~」
  • 「お考えにおなっているのは~」
  • 「言い換えると~ということですね」
  • 「おっしゃっているのは~ですね」
  • つまり、感情以外の情報について「意訳」を施す技術である。
(4)要約:複雑な発言を整理する方法

CLの発言が、複雑で混乱しているような場合、CCは、感情反映と言い換えを同時にまとめて用いることがある。この要約はCLの発言を簡略化することによりCCの理解を助け、また要約し整理することからパターンの発見や主題などはっきりとさせることにも役立つ。
また、多弁なCLの話の腰を折らずにスムーズな返答を可能にする。

「まとめて言うと~」
「(いくつ)のことをお話しされておられますが、それらは~」
「ちょっと整理してみましょう。まず第一に~」
「話してらっしゃる内容をまとめると~」

3)活動技法

(1)探査

(2)矛盾提示

(3)解釈

(4)情報提供

4)他のカウンセリング技法

(1)リフレーミング

(2)語調反射

(3)自己開示

(4)反復

(5)沈黙

「主訴」をとらえたと思ったら、相談者に必ず確認すること。~ということですか?

クライアントの問題を定義付ける方法

下図のBを、一所懸命考え、そして言葉で表現していく。
そして何でそう感じていらっしゃるのですか?

 A(何について) C(どうだ)     B(非論理的考えへの)
    反論
出来事:Activating
event
結果(感情や行動)
Consequence
(Cの背景にある)
考え、信念:Belief
※以下、思い込み例
非論理的考えへの
反論
現実・外的だけでなく、内的・想像もある・否定的感情
・自滅的行動
→叙述→ 不安絶対~根拠はあるか?
→解釈→ ストレスべき(shuud)現実にあっているか?
→推察→ 恥ずかしさねばならない(must)その考えは得か?
→ 傷つく~でないといけない論理的か?
→ 罪の意識最悪本当にひどいか?
→ 怒り、腹が立つなどの感情→ 怒り、腹が立つなどの感情恐ろしい本当に耐えられないか?
→ ネガティブな行動も含まれる耐えられない
※ ※が悪い
意見、社会的経験、親

例)

A、45歳で失業。

  → C、恥ずかしい、引きこもり、絶望。

そうすると  B、は?

言葉で返し(確認し)、
その根拠は?
 わからんかったら、「なんでそう感じてらっしゃるのですか?」

B、人の話、噂

本当の事実はどうなんか → 年連階層別有効求人倍率など。
反論の提示の3要素
①データ → 年連階層別有効求人倍率
②説得 →45歳でもうだめ歳に可能性有りと、どちらが損得ですかねえ
③IB  →最初から正解を教える、か考えさせるか、
  IB(Irrational Belief)

3)援助のレベル(ヘルピングの心理学:カーカフ)

  • 3.0 意味への応答(どういう事柄にどういう感情)
  • 2.5 感情への応答
  • 2.0 事柄への応答
  • 1.5 親身なかかわり
  • 1.0 無関心

記憶ですがロジャース(多分)の話したこと。

私は、「感情を反射しようと」はしていません。
クライアントの内的世界についての私の理解が正しいかどうかを確かめるようにしているのです。
CLがそれを今体験している通りに私がそれを見ているか確かめようとしているのです。
私の応答には、次のような無言の問いが含まれたいます。
「あなたの中でそれはこんな風になっていますか?」
「私はあなたが今体験している個人的な意味の色合いとか肌合いとか味わいをきちんとキャッチできていますか?」

2)グループ・アプローチスキル

3)キャリアシートの作成指導・活用スキル

4)相談過程全体のマネジメント・スキル
相談者が、相談過程のどの段階にいるかを常に把握し、
各段階に応じた支援方法を選択して適切に
相談を進行管理することができる。

2,相談過程

1)相談場面の設定において必要なスキル
(1)物理的環境の整備
(2)心理的な親和関係(ラ・ポール)の形成
(3)キャリア形成及びキャリアコンサルティングにかかわる理解の促進
(4)相談の目標、範囲の明確化

2)「自己理解」の支援(S)
・職業経験の棚卸
・職業能力の確認
・個人を取り巻く環境の分析
・評価検査

3)「仕事理解」支援(O)
・キャリア形成における仕事の理解を深めるための支援をすることができる
・職業や労働市場に関する情報の収集、検索、活用方法等について、安定的に助言できる

4)「自己啓発」の支援

5)「意思決定支援」(M)
(1)キャリアプランの作成支援
(2)具体的な目標設定への支援
(3)能力開発に関する支援

6)「方策の実行支援」(A)
相談者が実行する方策について、その目標、意義について理解を促進し、自らの意思で取り組んでいけるよう働きかけることができること。方策実行の進捗状況を把握し理解させ、見直し等について適切な助言を安定的にできること。

7)「新たな仕事への」実行支援
方策の実行後においてフォローアップを安定的に行うことができること。

8)相談過程の総括
適正な時期に相談の終了ができること。
相談者自身が目標の達成度や能力の発揮度について自己評価できる支援を安定的に行うことができること。

倫理と行動

1,教育・普及活動

2,環境への働きかけ

3,ネットワークの認識

4,自己研鑽と指導を受ける必要性

5,倫理と姿勢

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