キャリアコンサルティングの仕事は、「時代」の労働環境、経営環境、さらに生活環境や社会環境の認識が大切と考えています。
そこで私なりの整理をしてみたいと思います。
エビデンスは付与していきます。
実感のある中高年のお話です。
●小市民
私たち小市民は、自分の身を守ることで精一杯に見えます。
老後の資金を、貯めておかなけば生活保護になってしまう。
だから年金受給の目安65歳を過ぎても働きたい。
70歳を超え「働ける間は働きたい」という人のキャリア相談を受けることもあります。
こんな人も多いと思います。
一方、お金の不安を話さないかたにもお会いします。
3つぐらいのパターンがあります
1,今の仕事に魅力を感じており生涯現役を目指す。
2,今まで身につけた職業能力を生かした新しい職業に挑戦したい。
3,社会とのつながりを持ち続けたい。
(こういう方は、官公庁や地方自治体の非正規職員やパート勤務に就く人もかなりいらっしゃいます。)
もう一つは、もう仕事はしないという方でキャリア相談は対象外ですのでお話しする程度になります。
雇用されていたのでしたら「雇われ生活卒業」でしょうか。
「完全リタイア、新たな人生のスタート」になるのでしょうか。
個人的には、話し込むと以外に新規事業とか社会起業の発想が出てきそうな感じは持っています。
●ライフステージ
お子様が社会人として独立し「子育て卒業」のステージに入った方には安心感をもちます。
お育てをするという大きなキャリアを積んできた方だからだと思います。
これからは、ご夫婦の両親の介護、初孫近しの楽しみでしょうか。
老若男女問わず未婚も多いようですが、親が子供の結婚の面倒を見る話しは出たことはありません。もうそれはアンタッチャブルなのでしょう。
人生の3大資金「教育資金、住居資金、老後資金」のうち賃貸住宅の賃貸料やマンション・戸建て住宅の築年数と住宅ローンの残高も気になります。
このライフステージには、単身世帯で独居老人予備軍(ご夫婦も一方が死ぬとこうなります。)の人もいらっしゃいます。両親の介護をだれがするのか兄弟姉妹の役割、地方の実家に住むのか否か、遺産相続は、実家仕舞いの場合はどうするのか。
今の自宅が終の棲家になる方は、階段の上り下りの手すり等バリアフリー化が必要になります。
都会で働きながら、こぎれいな身なりや生活をして余裕があれば車を買って、マンションや一戸建てを買ってなどと生活してきました。自分の幸せを求めて仕事もし生きてもきました。
周りでは仕事の能力も認められ、努力もし実績も積み重ね、職場ではそれなりに認められ評価されてきました。
「小さな幸せ」は大切でした。
1,全国本社の企業や流通の売上として、地方の消費支出が東京本社に集まります。
日本の地方に住む人たちは、東京に本社のあるメーカーの作ったものを、東京に本社のあるスーパーやコンビニや問屋を通して仕入れる地元スーパー・小売店を通じて購入します。
テレビコマーシャルをやっている企業の商品やサービスです。
地方の人が払ったお金は東京に集まっていきます。
2,東京本社の建設やコンサルなどが、地方の公共投資が東京に集まります。
地方自治体の予算や中央からの予算や助成金なども、大手の東京の企業が受注していきます。
受注構造としては、地元企業も加えたり下請けとして受注します。
東京の売れないコンサルやデザイナーやイベンターの出番もあります。
昔の名前で出ている方も登場します。
地方の公共投資のお金も、東京に集まります。
3,東京で学ぶ子供のために、地方のご両親の働いた収入がさらに東京に集中します。
大学や専門学校は東京に多く、地方のご両親が子供の学費を支払い、毎月の生活費、マンションやアパートの賃貸料などを仕送ります。
地方の地元の高校を卒業したら、多くの人が学びとキャリア形成を目指し東京生活をします。
収入は無く扶養ですので、引っ越し代、マンションやアパートの敷金、礼金、引っ越し代、入学金がかかります。いやそれ以前の受験に関する交通費や宿泊費や受験料もかかります。
地方では、子供が大学を卒業させるには多額の支出が必要になります。
これでは、子供一人を育てるのは大変で、子供の数はますます減っていくと感じます。
4,仕送りの結果にもなりますが、そもそも消費の中心である若者が東京に集中します。
消費情報や若者のライフスタイルは、東京発の情報が楽しく・きらびやかに・魅力的に伝えられます。
マスコミも東京本社です。「首都圏予報の天気予報」で終わるニュースも多くあります。
5,地方で獲れた魚介類、野菜や果物など、米穀類なども、東京に出荷されます。
最大の消費地東京の市場や卸売業者の手に渡ります。
そこで値決めされます。
さすがに生鮮魚介類は地方でも食べることができますし、地方でしか食べれないものも多くあります。
※この辺に地方の魅力を感じていますが個人商店はスーパーや生協に押されて、魚屋、八百屋など苦労して経営しており、子供が後を継ぐには市場性・将来性が無いと判断したり、東京で働きたいという子供も多く、店舗数は減少しています。
東京に資金が集まり開発ラッシュ、そして円安で不動産が買い時海外からの投資が行われていること。
東京オリンピックの選手宿泊施設やタワーマンションの分譲
東京のマンションは1億円台に。
老人のコンビニ利用
6,東京で住む人の支払うお金はどこへ行くのか。
2024年10月20日27時頃:眞岩猛夫
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