アイキャッチ写真:宮古駅前:海外の客船寄港でにぎわう。普通に高校生が英語で話しかけています。
一人当たりの国民総生産、勤労者の給与など世界ランクが低いのですから、
「日本は安い国」とは、今更なんで当たり前のことをという感じがしました。
母親がお世話になっている介護職員、介護福祉士、介護支援専門員の方々の仕事の価値と給与見あっていませんし。介護業界で働く方と旧財閥系や経団連系企業の社員さんの給与と離れすぎと思います。
仕事の価値に対して収入を決めることができない日本社会、経済社会です。
介護業界も含め、これからもお世話になっていくエッセンシャルワーカーの世界。
いわゆる社会的インフラ業界は、必要な時にそのニーズにこたえられなくなっていってしまいます。
介護業界で、EPAで海外人材を集めて乗り切ることもできないのです。
日本は安い国だからです。採用競争でカナダあたりに負けてしまう。
介護職以外にも予測される人手不足。
運送ドライバー、配達員、バス運転手、建設工事作業員、警備員、車輛整備士、看護師、医師。
水道工事員、電気工事士、車両整備士。
もっと危険なのが非正規雇用の製造系労働者派遣業の存在。
ラインの請負契約になるとは思いますが、製造企業の現場離れ、現場改善・革新の停滞。
不正品質、リコール、メイドインジャパンの品質神話の崩壊。
この非正規雇用が、安い日本のもう一つの元凶。少子化の元凶でもある。
誰の責任かもその存在が不明なままに。
地方の人口が減少する、鉄道が消える、道路が老朽化する、地方の市町村が消滅する、
自分は自家用車を使って移動し列車を使用しないのに、鉄路を残せという住民。
同じように、誰の責任かもその存在が不明なままに。負けて
東洋経済On line 5/2(木) 10:32配信に、「日本は貧乏な人が行く国」訪日観光客の素直な見方、「安くてコスパがいい」日本が陥っているワナ という記事。
世界で、安い国になっているのは日本の経済状況をつうじて庶民はわかっていることです。
給料や年金、引かれるものは引かれます。
政治家の裏金と違って、庶民の収入には課税もされます。
人口の多いベビーブーム層が後期高齢者クラスターになり社会保障費がかかること。
人口減少に歯止めがかからず、確実に働き手が減少すること。
今までのようなバラマキしか思いつかなくなった弱体化した政府。
輪をかけて前例主義の自分保護主義的官僚体質。
中央集権国家で、東京中心の発想では解決できない。
中央の東京しか知らない世襲議員では日本が見えない。
同じく中央の経団連中心の発想では日本経済が見えない。
さらには、解決できない。
自然増減でプラスに転じるときをめざして、
この国のあり方を、国の生き方を模索してほしい。
以上
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