Googleのメールアラートキイワード「再就職」を見ていて感じたことです。
華やかな大手マスコミに就職したとしても、キャリア選択の時が訪れます。仮に組織にしがみついて生き残っても未来を切り開く力はないことがほとんどで、本来は組織にとって不要な人間だと思います。組織の残るにせよ、去るにせよトランジションの訪れる時期です。
1,共同通信 文化芸能
NHK広島放送局の●●アナウンサー(55)が早期退職制度を利用し退局することが7日、関係者への取材で分かった。フリーアナウンサーへの転身などの意向はないという。定期異動がある7月に合わせ、退局するとみられる。
●●アナは長崎県出身で1995年入局。「おはよう日本」や「ニュース シブ5時」などで活躍。広島放送局に移り、先進7カ国首脳会議(G7サミット)中継にも携わった。:© 一般社団法人共同通信社
2,Smart Frash04/18 10:10
2023年、「産経新聞」が創刊90周年を迎える節目の年に、同紙を発行する産経新聞社に激震が走った。4月4日、会社側が労働組合に対し、120人の希望退職を募集することを通知したのだ。同社の関係者が語る。
「2023年10月31日時点で48歳以上、60歳未満の従業員が対象です。社内で話題になっているのは割増退職金で、48歳の正社員で1600万円、49歳で1750万円、50歳で1900万円が、通常の退職金に加えて支給されます。
もっとも支給額が大きいのは51~54歳で、その割増額は2000万円。そこから額は減っていき、55歳で1600万円、57歳で840万円、58歳で680万円。59歳では560万円が支給されます」
8月22日から始まる募集期間を前に、社内はざわついているという。別の現役社員が語る。
「うちの会社は、2019年にもリストラをおこないました。当時の経営陣は『これで当面は人員整理をおこなわない』と明言していましたが、今回、簡単にひっくり返したことに、批判が広がっています。コロナ禍での収入急減と紙代の高騰で余力がなくなり、2024年度予算が赤字になる予想となったことが理由だといいます」
紙代の高騰は新聞社にとって死活問題だ。「朝日新聞」は、5月から朝夕刊セットの購読料を500円値上げし、4900円にすることを発表した。
「しかし、『読売』が少なくとも1年間は値上げしないと宣言したことで、経営陣は『うちも値上げできない。ではリストラでコストを抑えよう』と判断したようです。社内では、ネット対応などでひとりあたりの仕事量がかなり増え、経営陣に対して『人を大切に扱わない』という意見が出ています。希望退職には応募が殺到するのではないでしょうか」(前出・現役社員)
別の関係者も同意する。
「割増退職金の額は、前回のリストラのときより下がっているようですが、それでも『退職金が出るだけましだ』と、手をあげる人はたくさんいるとみられています。経営陣は、最終的に従業員数を数百人規模にまで減らすのではないかと囁かれています」
2018年度まで、従業員数2000人近くで推移してきた産経新聞社だが、会社概要によると、2023年3月31日時点では1557人まで減少している。今回の希望退職に、経営陣の思惑どおり120人の応募があれば“従業員数3ケタ”にさらに近づくことになる。
「前回のリストラの際、当時の社長は『将来のネット社会に対応する投資資金を確保する』と説明していました。しかし、米ワシントン・ポスト社が開発した編集システムを、高額な費用を出して導入したものの、追加の費用がかかってしまったうえ、うまく運用できませんでした。そのためか、2022年ごろから他社へ転職する社員が急に増えています」(前出・現役社員)
産経新聞社の広報部に、早期退職の実施や、割増退職金についての事実関係を問い合わせたところ、「お答えできることはありません」との回答だった。
前出の関係者は、こうため息をつく。
「希望退職に応募しても、大学の教員の職につくなど、理想的な転職をできる社員はごく一部です。どうすればいいんでしょうね」
去るも地獄、残るも――。04/18 10:10 Smart FLASH
3,トランジションについて
「トランジション」とは、転換期や過渡期のことを言います。物事が移り変わる中で、不安や葛藤を感じる時期でもあります。
例えば「進学」、「就職」、「退職」「結婚」、「離婚」、「死別」など、「人生の重要な転換期」ということです。「ターニング・ポイント」ということもでき、自分自身のアイデンティティが問われたり、生活や人間関係が今までのものから変化するタイミングです。
分析心理学者ユングは、中年期を、人生の日の出から日の入りに例え、40歳前後を「人生の正午」と呼んでいることも示唆するものがります。。
また、キャリア・ディベロプメントに関する理論モデル:発達論的アプローチで取り上げられる「トランジション(Transition)」が参考になります。
レビンソンの発達段階:ライフサイクルの心理学(講談社学術文庫)※絶版
ブリッジスのトランジションのプロセス3段階論:トランジションー人生の転機ー(創元社)※絶版
有名なシュロスバーグの4Sトランジション・モデル:「選職社会」転機を生かせ:日本マンパワー出版2000年刊)※絶版(宮古市立図書館の蔵書有り)
ブリッジスの3段階論が、今の自分に気づきを与えてくれると感じています。何かが終わったということから始まるのでトランジションを現実に意識しやすいと感じます。新しいことを始めることがトランジションの始まりではないということです。
そしてさらに彼は、「トランジションとは何かを終わらせることではなく、次のステップに進むために何が必要かを見出すこと」が重要であると強調しています。
第1段階:何かが終わる時。第2段階:ニュートラル・ゾーン。第3段階:何かが始まる時。
まずは、仕事や人間関係で何かうまくいかなくなったとか、これはちょっと違うぞとか、今まで通りとはちがうとか、くうきゅを感じるとか「終わり」を意識することから始まると思います。
実は、私も様々なタイミングで「トランジション」はありました。
就職、転勤、退職、転職、結婚、住宅購入、離婚、父親の死亡、定年、母親の介護生活、自分の入院、手術などなど。
以上
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