(アイキャッチ写真)自宅のポストに投函されたリンナイ株式会社の通知。
リンナイの浴室暖房乾燥機
2025年4月15日 16:43
リンナイ、浴室乾燥機37万台を無償修理 発火の恐れ
給湯機器大手リンナイは15日、2003年8月〜20年8月に製造した浴室暖房乾燥機3機種、計37万2398台に発火の恐れがあるとして、無償で点検・修理すると発表した。経済産業省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。使用の中止も呼びかけている。
リコール対象の浴室暖房乾燥機 同社によると、対象の浴室乾燥機を原因とする火災として25年までに家屋の全焼が1件、天井などの焼損が6件発生した。死亡した人はおらず、軽傷者が1人出た。
製品はリンナイのほか東邦ガスや東京ガス、大阪ガスのブランドとしても販売した。製造から10年以上経過し、経年劣化した製品で発火がまれに起こるという。温風を浴室内に循環するファンモーター内部に湿った空気が長年入ることで、部品が腐食する。リンナイは回収や点検にかかる費用を25年3月期の連結決算にを計上する。
同社は18年にも浴室暖房乾燥機5機種、計3万台以上に発火の恐れがあるとしてリコールを届け出た。対象製品の8割を回収済みだという。
日本経済新聞電子版4月15日より
マスコミでも報じられていましたが、自宅の浴室が該当しました。
気になったので浴室暖房乾燥機は使わないようにしていたところ、お世話になっている宮古市築地の菊長商店さんから浴室暖房乾燥機は使用しないようにして連絡を待つようにとの電話がありました。
リンナイの浴室暖房乾燥機
チラシ投函あり
仕事が終わって帰宅すると、ポストに投函チラシあり。
菊長商店さんに問い合わせると、「チラシの点検窓口」に申し込んでくださいとのことでした。

ネット申し込み終了したところ下記の情報が提供されました。
・申込番号
・6月以降担当者から順次訪問日時の連絡がなされる
・点検・修理が完了するまでの間、「感想・ミスト・涼風・暖房運転の使用はやめる。
・換気運転については使用しても大丈夫とのことでした。
メールも送られてきました。
「メイドインジャパン」の30年の価値喪失
日本経済の低迷そして衰退に陥ってしまった原因は、「日本製品の価値喪失」にあります。
物作りの現場を、コスト削減の現場にしてしまったからです。
貴重な人材は、韓国や中国の企業に転職し技術移転をさせました。
一度リコールをすると、とほうもない時間、人員、費用が莫大にかかることになりますね。
先達が積み上げてきたものづくりの信頼を失うことにもなってしまいます。
企業価値が毀損することになります。
物作りの現場は、この30年の企業経営者によって価値創造の現場としてではなく、コスト削減の現場として捉えられてきたように思います。ノンコアビジネスとして昭和の終わりの規制改革からはじまり平成・令和の派遣会社や業務請負会社に任せるアウトソーシングが行われてきました。このままでよいのでしょうか疑問に思います。
アップルは中国で製造しているという成功事例として取り上げられています。
またファブレスメーカーという事例もあります。
私は、結局どこで自社は勝負をかけるかだと思っています。
実は、コアだと思っていた業務もかなりの部分AIが担ってくれる事もわかってきました。
組織では、何が、コアなのか議論がを突き詰めたいものです。
地方自治体も、入札という名のアウトソーシングにかける予算は半端ではありません。
いわゆる役に立たないチャラチャラのコンサルビジネスやセミナービジネスです。
また、何とか振興会とか天下り団体のようなとかオロから商店街活性化相談員が来るとか・・・。
組織のコア部分についても外部に任せることが仕組まれています。
某人材紹介企業が、有名企業の再就職先として考えているところもあるやに聞き及びます。
キャリアコンサルタントとしてお会いして、使える人は限られています。
有名企業出身者は優秀ということではありません。
使えないと思う人はたくさんいます。
こういった事例の地方自治体の税金や地方交付金でなりたつ予算が、東京本社の人材紹介や派遣や請負会社やコンサル会社、イベント会社の収入源となって、富が東京に集中して「東京に、富と人が集中する構図」になっているわけです。
以上
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