台湾電機大手、鴻海精密工業がルノーの日産株の取得に動いているとの報道あり。
この筋の方がビジネスとしては面白そうです。
基本的には、人材やノウハウ、必要の製造工程の買い占めが狙いになります。
マネジメント層は必要なくて、実務に精通した人材が必要なのです。
そしてEV(電気自動車)の受託生産をすることになります。
エンジン車は趣味の世界、EV車は下駄(昔の言い方)スニーカーの時代になるわけです。
昔、日本の家電メーカーの人材が、韓国や中国のメーカーに転職したことを思い出しました。
人材そして技術の移転です。ちょっといい金を払えば集まります。
ノウハウを吸収したら、おさらばでいいんです。
日本では当時、生き残りに勝った経営者は、生き残りのために経費削減、人件費削減、派遣会社利用などアウトソーシングによる経費処理と労務管理や人事育成の放棄に走ったわけです。
日本企業の強みだった現場の陳腐化で開発力は失われていきました。
鴻海の日産出身の人、日産の経営者はビジネスというより社内政治で生きてきたと思います。
ルノーに対して自分で動けるのでしょうか、これも気がかりです。
営業や製造の現場知らずの社内政治の人間だとそもそも交渉まで持っていけないと思います。
鴻海の方が、上手ですから。
バブル後の失われた30年。
社内生き残り、社内政治の経営。
その後遺症はまだまだ続いています。
また、鴻海のような発想と行動を起こせる経営者やビジネスマンも日本には見当たりません。
過去の遺産で食べ繋いでいる経営が目立ちます。
過去の遺産食い尽くさないように、僕は筋トレ出かけます。
以上
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