NHK連続テレビ小説『らんまん』最終回、泣きました。

店じまいよたよた日記
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俳優 浜辺美波さん演じるヒロイン槙野寿恵子の
明治から大正そして昭和まで生きた女性が主人公だったと思います。今思うとそう感じました。
登場人物「槙野万太郎」とその妻「寿惠子(スエコ)」の物語。
夫婦や家庭を描くと、どうも主人公は女性、奥さんになってしまうはずだと思います。
参考にした人物が植物学者の牧野富太郎博士とその妻「壽衛(スエ)」さん。
生活は楽ではなかったようです。
夫の研究費用の工面も続いたようです。

明治6年生まれ、昭和3年55歳で亡くなった女性の物語。
令和の価値観では、このような生き方は違うのかもしれませんが、
けど共感というか心に触れてくるものがある。
愛した人との人生を大切に真剣に生きて死んでいった女性の一生。

感動しました。

ところで余談です。
令和の時代、価値観が多様化したと表現されたり、
マスコミや論評の枕詞として使われていますが、違うなと思っています。
僕は、令和に至って、価値観が揺らいでしまった時代と表現したいと感じています。
価値観と言えるものが薄れてしまった感じで、自己の利益や現世の利益のみに生きる社会になったと感じています。

価値観といえるものが無くなったとまでは言いませんが、
給料を上げれない経営を平気で続ける自己保身の将来展望のない経営者。
ゴーイングコンサーン、存続し続けること自体、大変な努力のいることですが、
現状維持、現状を守り続けるのもいかがかと思います。
デジタル化などもうはや世界に置き去りにされているわけですから。
置き去りにされた結果、一人当たりの収入も韓国に追い抜かれてしまったわけです。

一方、物言う株主に代表される買った、売ったで大金をせしめる金の亡者。
セブンアイホールディングのドタバタの報道を見て従業員や消費者は蚊帳の外に置かれた時代と感じています。
一部の既得権益を持つ層と、そうでない一般国民。
一部の大企業経営者と、そうでない一般国民。
日本社会で「乖離」が起きてしまったと思います。

ファーストリテイリングの会長兼社長柳井正さんの執務室には、「店は客のためにあり店員とともに栄える」という言葉が挙げられている。

PRESIDENT BOOKS 
店は客のためにあり 店員とともに栄え 店主とともに滅びる 倉本長治の商人学
プレジデント社刊 笹井 清範(商業界元編集長:商い未来研究所代表)著

Prejident Online2023/09/29 9:00なぜユニクロは商店街の紳士服店から世界企業になれたのか…柳井正会長が40年守り続けている「座右の銘」
「私が最も影響を受け、最も好きな言葉」より

イトーヨーカドーもそうだったのです。経営理念で社是を、次のように定めて経営をしていたのです。
1,私たちは、お客様に信頼される、誠実な企業でありたい
2,私たちは、取引先、株主、地域社会に信頼される誠実な企業でありたい
3,私たちは社員に信頼される、誠実な企業でありたい
創業者の伊藤雅俊さん、セブンイレブン創業の鈴木敏文さん、IYでは塙さんなど活躍されたわけです。

日本社会の「乖離」は他にも目につきます。
お金持ちの家と、そうでない一般国民。
二世議員と、一般国民。
国会議員と一般国民との乖離は、選挙の投票率の低下に現れていると思います。
意識せずとも投票ボイコット、投票ストライキしているのかもしれません。
他にも国家公務員、地方公務員、減ったけど金融機関など退職後の天下りできる人、そうでない人。
宮古市は・・・・・。

画像は、NHK連続テレビ小説『らんまん』最終回のNHK高知放局ネット記事より。

以上

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